この金箔打ち和紙は、すべて実際に金が触れ、槌で叩かれて繊維をほぐした打ち和紙で、帯の材料として欠かせない金糸や金箔の加工工程において使用されていたものが六文字屋半兵衛金箔打ち和紙(高級あぶらとり紙)の素材となっているのです。それゆえ大量生産は出来ません。 もともとあぶらとり紙として作られたものではなく『正真正銘の本物』なのです。
この門外不出の金箔打ち和紙を300有余年の時を経て、皆様方にお届けします。 美しい金、銀、墨3色の箱入り(いずれも内容物は同じです)。 初夏の必需品として、または贈り物としてご愛用ください。詰替え用もございます。
金箔打ち和紙について 加賀前田家は参勤交代の折、幕府の財政浪費の強要で長持・挟み箱などすべて金張りにすべし、という命により、貴重な金を浪費したくないので、金を薄く延ばすことを工夫して、ついに加賀箔という世界一薄い金箔の技術を開発しました。 明治維新以後、箔の統制がなくなると幕府の庇護下にあった江戸の箔作りは途絶え、加賀箔はその地位を不動のものとします。 加賀で作られた金箔は、仏具や神具の職人の多い京都で大量に消費されました。その時に金箔に挟んでいる和紙に目をつけた人たちがいました。それは舞妓や芸奴です。 何千回もたたき続けられた和紙は中の繊維が細かくちぎれ、脂分を大変よく吸い取る性質に変わっておりました。 「厚いお化粧の上からでも汗や脂をさっと吸い取らせることができる」そのことに気づいた舞妓たちは、それまで金箔の従属物としてあまり注目されていなかった「金箔打ち和紙」をあぶらとり紙として利用することを思いついたのです。 あぶらとり紙は近年大いに一般的なものになりましたが、最初からあぶらとり紙として作られたものが多く、本来の金箔打ち和紙とはずいぶん異なる物も多いのが現状です。 六文字屋の「金箔打ち和紙」は、創業三百年西陣の織屋が、帯に使用する金箔を作る際に出る紙を裁断しただけの、正真正銘本物の「金箔打ち和紙」です。
六文字屋半兵衛