
「朝掘り筍」
生食用に生で販売される筍は、一般の消費者が口にするのは早くても翌日になることが多い。筍の特性として一旦土から離してしまうと、その瞬間から硬くなる。魚類でも同じことが言えるが、いかに早くしめるかが勝負となる。早く茹でることで、筍のえぐみのもととなる蓚酸(しゅうさん)等の活性を止め、あくが少なく、やわらかい筍を提供することが可能となる。
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京都西山(乙訓)朝掘り釜ゆでたけのこ
朝掘りで収穫された地元産の乙訓筍を、その日のうちに大量の水と大きな釜で茹であげました。おいしい京都の筍を手軽に、姫皮から根元まで用途に応じた調理法でご賞味いただけます。
西山のたけのこ
清少納言が記した平安文学の代表作である「枕草子」の二四九段の筆頭に「岡は船岡。片岡。鞆岡(ともおか)は、笹の生いたるがをかしきなり。かたらひの岡。人見の岡。」という一節がある。オオタニ缶詰が所在している現在の長岡京市・友岡地区である。ここ長岡京市には延暦3年(784)から10年後の延暦13年(794)まで都が置かれた。笹が茂ったこの美しい里は、多くの大宮人に愛された。
竹林が多い京都西山地域一帯は古くから筍の産地で、この近辺で採れるものが日本一とされている。一般に乙訓筍(おとくにたけのこ)と呼ばれるその歴史は、奈良時代に遡るとされる。現在、一般的な筍の品種である孟宗竹は、中国江南地方が原産とされ、我が国への渡来は1700年頃に宇治の黄檗山万福寺(おうばくさんまんぷくじ)を経て京都西山地域に伝わったとされる。
筍(たけのこ)は、字が示すように、旬日、つまり10日以内のものがタケノコで、それから後のものは竹になってしまうと言われ、その成長は早く1日に120センチも伸びる。京都西山地域で産する筍が最高とされる理由のひとつは、この地の土質が筍の生育に適しているからとされる。しかしそれだけで美味しい筍が出来るわけではない。竹林は一年間を通して徹底的に管理される。竹はおよそ生えてから3年ほどで美味しい筍を生み始め、10年から12年程度で美味しい筍を生まなくなるため切り落とされる。必要でない竹を切り落とすことで、他の竹に太陽の光が十分に当たり、土の中にある栄養分が行き渡る。竹林は筍を一度掘ってしまえば、かなりの養分がなくなり、掘り起こされた後の4月から6月にかけて肥料を施す。稲刈りが終わった9月頃から12月にかけて稲わらを敷きつめ、その上に竹やぶの一個所の土を掘り起こし、稲藁の上に乗せる。そうすることで竹の地下茎が深くなり、冬でも地温が上がり筍の発育が増す。結果として商品価値のある筍が出来上がり、藁はそのまま肥料となり、土に栄養分を与え、また良い筍が発育する。京都西山地域の筍栽培は、このような循環を幾百年繰り返すことで継承されてきた。
完売しました。
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